なりわいコース

農村に興味があり、将来は本気で移住や就農、里山での仕事づくりを目指している人に向けた準専門コース。有機農業の知識や技術、里山林の樹木の知識や活用方法を学びます。1年間のカリキュラム修了後は神戸市ネクストファーマーの資格が得られ、地域から農地の紹介もあります。すぐに就農が難しければ、2年目は「のがけコース」に移行するのもありです。

当コースの特徴

  1. 有機農業と里山管理の両方が学べます
  2. 有機栽培で米づくりを行い、収穫物は受講生で分配します
  3. 卒業後のサポートとして地域内の農地を紹介します
  4. 多品目栽培の有機農業が学べます
  5. 多様なネットワークへのアクセスをサポートします
    (飲食業、食品加工、建築業、林業、狩猟、デザインなど)

コースの内容

  1. 2月~翌年1月までが1カリキュラムです(途中入会も可能です)(注1
  2. 月に1~2回の講座・実習があります(注2
    • 有機農業の知識や技術(多品目栽培、土づくり)
    • 里山の知識や技術(樹木の伐採、木材・竹材の活用、里山の制度など)
    • 生態系の知識や技術(野生鳥獣・二ホンミツバチなど)

    注1)神戸市ネクストファーマーの資格取得には年間100時間以上の受講が必要です
    注2)講師陣は、有機農業実践者、森林専門家です。講座内容は変更の可能性があります

  3. 1人あたり約20㎡の農地をつかいます
  4. その他、チェーンソーや農業機械の使い方、狩猟免許取得などの特別講習も予定しています(希望者のみ)

料金について

入部金5,000円(税込)

年額200,000円+税

料金に含まれるもの

  • 農地や農具の利用料
  • 駐車場、トイレ等の施設使用料
  • 傷害保険料
  • 講座・実習の受講料

料金に含まれないもの

  • 講座・実習以外で使用する種苗・肥料・資材など
  • 昼食・飲み物(講座・実習の日は終日の場合が多いです)

場所と利用可能時間

風キャビン農園
兵庫県神戸市北区道場町生野316
利用可能時間 日の出から日の入りまで

2026年度カリキュラム(案)

2025年10月~2026年1月

月に1回、オープンファームを開催(無料・要申込)

やまとた倶楽部の無料説明会(ガイダンス、里山散策、農業体験など)
※オープンファームについてはコチラ

2026年2月21日(土)
9:00~17:00

開校式(講師・受講生 顔合わせ)

講座:農村概論・里山管理
実習:作付け計画づくり・圃場管理(草刈り・堆肥散布)・竹チップ活用

2026年3月7日(土)
9:00~17:00

講座:有機農業(播種から収穫までの流れ)

実習:春夏野菜の播種、苗づくりなど

2026年3月20日(金・祝)
9:00~17:00

講座:有機農業(地域資源の活用)

実習:肥料づくり、じゃがいも作付けなど

2026年4月4日(土)
9:00~17:00

講座:里山管理(樹木・山野草の種類・特徴・利用可能性など)

実習:里山散策・ワークショップ

2026年4月18日(土)
9:00~17:00

講座:有機農業(コンパニオンプランツ)

実習:野菜の鉢上げ、水稲の播種など

2026年5月2日(土)

講座:生態系(野生鳥獣・ニホンミツバチなど)

実習:ジビエ・皮革のワークショップなど

2026年5月16日(土)

講座:有機農業・販売・経営

実習:野菜の定植など(ナス、ピーマン、ズッキーニ等)

2026年6月6日(土)

講座:有機農業・稲作

実習:田植え

2026年6月20日(土)

講座:有機農業・夏場の水管理など

実習:大豆・トウモロコシの播種

2026年7月上旬

講座:有機農業・販売・経営/実習 草刈り、田んぼの除草

2026年8月上旬

講座:有機農業/実習:秋作の圃場準備、播種など

2026年9月

講座 有機農業/実習 夏場の栽培管理・稲刈り・大根人参の播種

2026年9月~12月

有機農業

講座:秋冬野菜の栽培管理など
実習:秋冬野菜(葉物野菜)の播種、新米のかまど炊き、肥料づくりなど

里山管理

講座:里山管理(木材伐採、木材活用など)・生態系(狩猟など)
実習:竹林整備、グリーンウッドワーク、キノコ栽培など

2027年1月16日(土)

修了式(振り返り+今後に向けて)

注)2026年9月時点の予定であり、今後、変更の可能性があります。

注意事項

  • 募集人数は約20名となります。
  • 申込多数の場合、審査をおこないます。
  • 申込の前に、オープンファーム(無料)にご参加ください。
    ※オープンファームの申込はコチラ
  • 神戸市ネクストファーマーの資格は年間100時間の活動が条件となります。講座・実習の欠席が多いと資格が付与できない場合があります。

講師陣

専任講師

外部講師

注)2025年9月時点の予定です。今後、変更の可能性があります。

お申し込み

こちらのコースへのお申し込みには、事前にオープンファーム(無料)への参加が必要です。
以下のフォームよりお願いいたします。

石田篤・綾子

さとのくらしファーム

石田篤
2023年まで約20年間、有機農産物専門の流通会社で勤務。2024年からは徳島県神山町のフードハブ・プロジェクトに参画。

石田綾子
オーガニックの野菜や食品を扱う専門店で長年店長を経験した後、結婚・出産を経て自分たちの自給的な暮らしを目的に2018年に家族で神戸市北区大沢町に移住。翌年より夫婦で「さとのくらしfarm」の屋号で有機栽培の農園を営む。

~ごあいさつ~
こんにちはさとのくらしfarmの石田篤・綾子です。神戸市北区の集落で少量多品目の有機野菜を栽培しCSA(地域支援型農業)スタイルの野菜ボックスを一年通して出荷しています。「自分たちの暮らしを自分たちで創る」をテーマに自給的な暮らしを進める中で米や野菜を育て鶏も飼うようになりました。1年を通してどのようにして作物は育つのか、何が難しくて、何に気をかければ良いのか、この講座を通して「暮らしの真ん中に畑を置いた時の勘どころ」のようなものを一緒に見つける事ができればと思っております。

https://satonokurashi.com/

栃本大介

神戸市森林専門官

ここに栃本大介さんのプロフィール文章が入ります。

山崎正夫

木材コーディネーター

シェアウッズ代表
住宅や商業・公共施設などの木質系内外装材の販売や建築資材や木製品の商品開発、国産地域材を使ったプロジェクトのプロデュースやイベント企画運営等、「木」のものづくりから社会活動までをおこなう木質建材プラットフォーム「SHARE WOODS.(シェアウッズ)」の代表。認定木材コーディネーターとして神戸市の六甲山森林整備戦略に参画し、六甲山の森と人とをつなぐべくワークショップやプロダクト開発、ブランディングを手掛け、地域材の流通、経済循環の仕組み作りに取り組む。

http://www.share-woods.jp/

山崎春人

森林インストラクター・野遊び研究家

通称マリオさん。2002年に西宮市から丹波市へ移住。NPO団体である日本森林ボランティア協会の理事長として、全国の森を守る活動をしている。丹波市では主に「野遊び研究家」。丹波の子どもたちを中心に、森の遊び方や草花等の豊富な知識を伝え、キャンプや川遊び等を行っている。

https://www.npomori.jp/

岩松洋

株式会社流域デザイン

株式会社流域デザイン 代表取締役
地域の山林が抱える課題を解決するために、ドイツに存在する森林管理のプロ「フォレスター」のような立ち位置で、持続可能な山林管理の仕組みづくりに取り組んでいる。山林の伐採から原木の販売、そのための森林管理の計画づくりや、造林育林技術の研究開発、伐採から製品化までのコーディネート等を行っている。

https://watershed-design.org/

松沼直冶

猟師・二ホンミツバチ講師

株式会社ハウミア 代表取締役社長
ニュージーランドカフェレストラン「キウイハウス」のオーナーシェフ。ジビエ料理を手掛ける中で、有害鳥獣駆除に携わることになり猟師になる。捕獲から調理まで正しくジビエ料理を普及するためにハウミアを立ち上げる。北区道場町では猪や鹿などの鳥獣被害対策も担当。日本蜜蜂も飼育しており、一般社団法人宝塚ミツバチプロジェクト理事として近隣小学校等で講師を務めている。農産物の加工・保存、ジビエ、蜂蜜まで幅広く活動中。

https://zukapachi.jp/